国際医療協力

私は、オケタニ式乳房管理法研鑽会と協力して、途上国の母子保健の向上に努力しております。
平成6年より、バングラデシュにオケタニ式をマスターした助産婦を2名づつ派遣し、また、バングラデシュから医師、助産婦を日本にお招きし、研修に励んでいただいておりました。
現在も桶谷式乳房管理法研鑽会の渡航に協力しております。
途上国の爆発的な人口増加は、やがて地球の環境汚染につながることが危惧されております。
そのため、母乳を促進することにより、産児と産児の間隔を2〜3年間空けることができ、自然の産児制限が期待されます。
母乳促進運動は途上国のPHC重要なプログラムと考えています。
現在バングラデシュ、ダッカにある国立母子保健センターの中にアカエダ・オケタニ・ラクテーションセンターが設置されていますが、毎日母乳管理を受けるお母さん方で溢れています。

平成20年11月、平成21年4月に粟野雅代助産師がバングラデシュにて現地助産婦の研修を実施し、平成21年3月に久保伊都子助産師が調査のため、バングラデシュに渡航いたしました。

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平成21年4月 ICMHでの研修閉会式

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新しくICMHの所長となったDr.Kabir。赤枝財団から寄付されたタオルと桶谷式紹介資料海外版を手に

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ICMHのアカエダ・オケタニ・ ラクテーション実技指導風景

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今回新たに研修を開始した CWCHでの開級式の様子

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乳型を使用し、初心者に 手技を教えるフルクマリ

バングラデシュにおける桶谷式技術研修報告書

(粟野雅代先生の渡航報告より抜粋)

  1. 研修実施日:2008年11月16日(日)〜11月19日(水)の4日間 (ICMH)
  2. 研修実施日:2009年4月20日(月)〜23日(水)の4日間 (ICMH)
    2009年4月25日(土)〜28日(火)の4日間(CWCH) [下記内容は2009年4月の渡航報告書より]

【研修情報】
今回の渡航では研修用に乳型20個とタオル60本(いずれも赤枝医学研究財団より寄付)と桶谷式紹介資料英語版30冊を持参した。

  1. 実施場所:
    Institute of Child and Mother Health (Dhaka, Bangladesh) Center of Woman and Child Health (Dhaka, Bangladesh)
  2. 研修生数
    ICMH: 16名(Senior Nurse Midwives)うち、初心者13名、上級者3名
    CWCH:19名(Senior Nurse Midwives+Dr.OBGYN)全員が初心者。
  3. 現地状況
    バングラデシュはこの時期、夏に入りかけた頃であるが、例年より高い気温が報告されている。そのため、飲み水の状態が急激に悪化しているようで、25日の新聞(The Independent)の第一面には、下痢を訴えて国立下痢病院の受診数が例年の3倍に増えている惨状が報告されていた。
  4. ICMHでの研修
    ICMH コースでは、全員がICMH の助産師。そのうち、WHO18時間コース受講修了者は8名。 3名は過去に桶谷アドバンスコース修了。2名はフルクマリらによるビギナーコース修了。 今回のICMHでのコース参加者はすべてICMHの助産師であったので、今回のコースが施設の母乳育児支援の向上につながったと思われる。
  5. CWCHでの研修
    CWCHは、Prof. Talkuderが創設し、施設長を勤めている施設であり、病院を併設した研究と研修施設である。バングラデシュでは年間250,000人の子供(5歳以下)が母乳不足や母乳が与えられないための感染症や、栄養不足により死亡している現実がある(毎日685人が死亡)。そのため、この国にとっては、「待っている」という猶予はなく、一日でも早く桶谷をバングラ中に広めて欲しい、と、前回のバングラ訪問時にProf. Talkuderから直訴された経緯がある。それで今までICMHで実施してきた研修を今回からCWCHで開催することとなった。

CWCHで行う桶谷研修は今回が初回であるが、CWCHにとっても、今回の桶谷の研修がCWCHで開催される初めての研修ということであった。
開級式にはProf.Talkudarも参加され、CWCHで初回の研修となった桶谷研修の開催を大変喜んでおられる様子であった。参加者に、母乳の利点について再度説明され、この国で何故これほど母乳育児が重要なのか、どのようにすれば母乳育児を保護、促進していけるのか、桶谷がいかに母乳育児支援に有効なもので、この国の母子を救うために有用なものか、などを30分以上かけてしっかりと力説されていた。
1994年以来15年間、これまで桶谷が赤枝財団と共にバングラデシュにおいて実施してきた支援が結実する時期が間近に控えているような予感がする今回の渡航であった。

キューバ人医師研修プログラム

私は、2009年12月2日より30日までキューバに行きました。
キューバは7万人の医師の内、3万人は海外で医療活動を行なっています。

キューバでの性感染症や人工妊娠中絶の現状は日本とかなり似ており、現在日本で行っている性感染症予防プログラムや吸引式の人工妊娠中絶術の技術はキューバにとっても大いに参考になると思われます。

そこで、キューバ人医師を日本に3ヶ月間研修の為招待することを計画しています。取得した技術や知識を本国で生かし、世界で働くキューバ人医師に伝えてもらうことにより、中絶による失敗でなくなっている1,900万人(年間の死亡)の女性を救うことができると考えています。

2010年9月15日よりキューバ人女性医師ニウビス・サンチェスさんが赤枝六本木診療所に3ヶ月間研修のため来日します。今スタッフはスペイン語猛特訓中。

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シーメック総合病院 左:赤枝 中:ミゲル・サルドゥイDr. 右:イシス・マングレタ産婦人科部長

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ペドロコーリ研究所(熱帯医学、性感染症) 左:アルマン・トレアールDr. 中:ワンチー副院長 右:赤枝 右端:ポルティーヤDr.キューバ保健省国際部長

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ラモンゴンザレスコロ病院(総合病院) 右奥:副院長のヘオルヒナ・アルバレスさん (メディカルアシスタント) 右中:副院長 ミルタ・リー 右手前:中絶等手術担当医 ジョエル・バローナ 左真ん中は赤枝